皆様
新年明けましておめでとうございます。いつも被災地支援活動を応援して頂き有り難うございます。
認定NPO法人心の架け橋いわて(こころがけ)は、本年もメンタルヘルス専門家を中心とする多職種による被災地支援活動を続けてまいります。活動の3本柱は被災者支援、被災コミュニティ支援、支援者支援です。全国から約20名の支援メンバーが月に数日間の時間を都合し、交代で被災地に足を運んでいます。
支援メンバー達は、個別住宅訪問、予防的サロン活動、現地支援団体との交流を通じて、被災地のニーズは復興のステージとともに少しずつ変化していることに気づいています。何か一緒に出来ることがあれば是非お声がけ下さい。
こころがけでは、県境や国境を跨いだ連携協働と災害メンタルヘルスの専門家育成にも力を入れています。
宮城県の「からころステーション」、福島県の「なごみ」との「ここ・から・なごみ」共同研修会は今年で5年目になります。昨年10月にニューヨークで開催された世界文化精神医学会で、これまでの支援活動について共同報告することができました。本年3月3日には共同事例検討会(仙台)、10月19日には日本精神科救急学会(仙台)で災害メンタルヘルスのシンポジウムを共同担当します。
世界で活躍する日本人を応援するNPO法人「JAMSNET東京」との協働では、ニューヨークで専門教育を受けて帰国した音楽療法や芸術療法のエクスパートが新しい風を吹き込んでくれています。
震災後7年間にわたるこころがけの支援活動は、官民学から頂いた補助金・助成金に加えて全国の皆様からの篤志のおかげで継続させて頂いております。今後ともご理解とご支援のほど宜しくお願い申し上げます。
鈴木 満
認定NPO法人心の架け橋いわて理事長