京都で12月1日に開催された第26回多文化間精神医学会において、当法人との共催シンポジウム「東日本大震災被災コミュニティの喪失と再生」を行いました。
シンポジウム企画者より:東日本大震災がもたらした「喪失」はあまりに突然で甚大であった。そして震災から 8 年が経過した今も被災者・被災家族・コミュニティの心は喪失体験とともにある。本企画は、震災以来のライフワークとして「お別れを言えなかった別れ」と向き合ってきた社会福祉学者、臨床心理学者、精神看護学者、精神医学者による多職種シンポジウムである。喪失をめぐる当事者の苦悩、家族間の力動、治療的介入、文化社会的背景、さらには時間軸がもたらすそれらの変容について学際的議論を深めたい。本シンポジウムが震災風化抑止の一助となることを念ずる。
(本シンポジウムは、Japan America Society of Southern Californiaおよびタケダ・いのちとくらし再生プログラム第2期の助成により、認定NPO法人心の架け橋いわてが多文化間精神医学会と共催するものである。)