台風7号の接近で釜石・大槌地区は大変な状況に遭ったとのこと、こころよりお見舞い申し上げます。
大槌町では、私たちのコミュニティ・カフェのある地区も含め8地区で避難指示が出て中には、利用者さんを連れ一時避難をした高齢者施設もあったと伺い、お盆明け大変心細い思いをされたこととお察しいたいます。
今週は金曜、土曜に下記サロンを実施いたしますので、ぜひ多くの皆さまとお気持ちを分かち合えたら幸いです。
【サロン回想録その6 ”音楽のチカラ”①】
笑いやふまねっとに次いで、導入ツールとして目を付けたのが音楽です。
元祖、音楽家の協力者は、メンバーの友人のバイオリニストさんと、メンバーの家族の声楽家さんした。
遠方からたびたび来てもらい、仮設住宅や公民館等で「音楽が心の健康にいいワケ」の講話やリラクセーションを組み合せ「こころとからだの音楽サロン」を次々と展開しました。
マストのセンターコート(大槌町一のショッピングセンターの吹き抜けのホール)で声楽コンサートをしたりある時は幼稚園にお邪魔したり、またあるときは、某地区の大お茶っこの会に呼んでいただき落語家さんとバイオリニストさんの競演(と言うのでしょうか…)をさせてもらったりいま考えれば身内をいいことに、かなりの無理をお願いし(汗)あらゆる環境で音楽サロンを試みました。
言葉の要らない音楽には計り知れない力があって、住民・支援者の垣根も無くふわっとした感動に包まれ穏やかな時間を共有することができます。
最初の音楽サロンは、こころがけサロン開始から8か月、震災からちょど二年たった2013年3月でした。
その年の秋に、朝日新聞デジタルさんからお電話があり、「チラシでたどる震災1000日」というWeb企画にこころがけのチラシを掲載させてほしいと依頼がありました。大槌町内で震災以降1000日目までに配布されたチラシが5551枚。その内容を分析し、時期ごとの町のニーズや世相を読み取ったすばらしいアーカイブです。
2013年3月頃は、不動産や法律相談のチラシも多く、自宅再建や離婚問題が目立った時期のようでした。
5551枚の中に採用されたこころがけチラシをWebで発見した時、感動と同時にショックを受けました。
私の力作チラシ(でもないですが当時は手作り)はモノクロ化し、こころがけ随一のイケメン
バイオリニストのボシェクさんと山形の田中武先生のお顔がすっかり黒に埋もれ識別不能、、今からでもカラーに差し替えさせてもらいたい気持です…(^_^.) (つづく)
<今週のメンバー>
鈴木 満 (精神科医師 岩手医科大学)
岡本 典子 ・ 原田 政昭 (精神科看護師)
泉 裕子 (臨床心理士)
伊藤 亜希子 (精神保健福祉士)
インターン 2名
<今週のサロン>
①8月19日(金) 13:30-15:00@赤浜第3仮設(みかづき)談話室
「夏から秋の健康管理 ~それぞれの健康法を見つけましょう~」
②8月20日(土) 10:00-12:00 コミュニティ・カフェ @旧植田医院仮設診療所
「夏の体調管理 ~夏バテしないで秋を迎えましょう~」
③8月20日(土) 13:30-15:00 ぬくっこハウス定例サロン
「夏の体調管理」
☆こころがけは、大小グループ問わず、こころの多職種(精神科医師、精神科看護師、臨床心理士、精神保健福祉士等)によるサロンを行います。個別相談もお気軽にどうぞ。