Yahoo!Japanネット募金で「くじ付き募金」を実施しています(5月末まで)

3月からYahoo!Japanネット募金で、こころがけの活動を支援してくださる5社のスポンサー企業様からの賞品が抽選で当たる「くじ付き募金」を実施しています。この機会にこころがけの活動を知って頂き、よろしければご寄付頂けると幸いです。

 

■Yahoo!Japanネット募金
東北被災3県におけるICTを活用したメンタルヘルス支援ネットワーク作り
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5105001/

 

今月のこころがけ

年度の終わりも近づき、気忙しく過ごされている方も多いでしょうか。
 
2月2日の奈加靖子さんのコンサート終了後、旧庁舎の場所に行かせていただきました。周囲を囲んだフェンスの隙間からコンクリート片の山と重機が垣間見え何とも言い難い気持ちがこみあげました。今回、コンサートを行った大ケ口一丁目住宅は、吉里吉里町営住宅と並び大槌町に最初に出来た復興住宅で、竣工間もない時にも奈加さんのライブを行った場所でした。当時も来てくださった住民の方が「あの頃はまだ震災の余韻が強くて、ハープの音色が胸にじ~んと染みたの」とおっしゃっていました。午後の旧植田医院仮設のコンサートの参加者からは「前に歌ってくれたアメージンググレイス、また聴きたい」とリクエストがあり、奈加さんがアカペラで三番まで歌ってくれました。「やっぱりいいなあ・・・」と感慨にふけるその人にとっても、当時とまったく同じ音色ではなかったのではと思いました。音楽には、時の流れと気持ちの変化を気づかせてくれる力があります。
大槌の旧庁舎に関しては、遺すか否かの論点で取り上げられることが多かったですが、そこではなく、ただその話題が出るだけで、ニュースの映像が流れるだけで辛さが込み上げる人も未だ多くいらっしゃることを心に刻んでいます。

3月のサロン予定

■3月2日(土)
こころがけカフェ AM10-12 / PM1-3 @旧植田医院仮設診療所
 AMに染め物サロンもあります。
メンバー:村上裕子臨床心理士 田辺有理子看護師 川堀昌樹キャリアコンサルタント
 
なお、3月のサロン活動は上記のみです。

第8回杉浦地域医療振興賞受賞のお知らせ

この度、認定NPO法人心の架け橋いわては、公益財団法人杉浦記念財団より地域医療の振興に貢献する活動を行った団体・個人に対して授与される「杉浦地域医療振興賞」を受賞いたしました。

当法人の活動を支援してくださっている皆様に改めて御礼を申し上げます。また、この受賞を励みに、更に活動に精進してまいりたいと存じます。引き続き、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

杉浦記念財団についてはこちらをご覧ください。

http://sugi-zaidan.jp/index.html

 

今月のこころがけ

極寒の時期になって参りました。東北は晴れたと思ったら雪吹に見舞われたりと忙しい天候です。
インフルエンザも猛威をふるっているようですが、みなさまお元気でいらっしゃいますか。
 
2月2日(土)は久しぶりに奈加靖子さんのアイリッシュハープ弾き語りのライブを開催します。
奈加さんはもう何度も大槌に足を運んでくださり、澄んだハープの音色と歌声に多くの人たちが魅了されてきました。
今回はアイルランドの昔話の紙芝居も仕込んでいるとのこと、楽しみです。
過去の大槌ライブの写真も盛り込んだチラシをホームページにアップしています。
2月サロンやモノづくりのチラシとともにぜひご覧ください。
お近くの方はお越しいただけますと幸いです♪♪

今月のサロン予定

■2月2日(土)
奈加靖子さんアイリッシュハープコンサート
午前10:30-12:00 大ケ口一丁目町営住宅集会所
午後1:30-3:00 旧植田医院仮設診療所
 ※午後は染め物サロンの作品展示も行います。
メンバー:村上裕子臨床心理士、赤崎美枝キャリアカウンセラー、伊藤亜希子精神保健福祉士
 
■2月9日(土)
午前10:00-12:00 こころがけカフェ 旧植田医院仮設診療所
 ふまねっともします
午後1:00-3:00 こころがけカフェ
メンバー:米澤慎子保健師、田辺有理子看護師、青柳美樹看護師
 
■2月10日(日)
モノづくりサロン 端材de木工@マストホール
午前10:00-12:00 午後1:00-3:00
講師 岩泉喜宏 (技能五輪岩手代表)
参加費 200円 (子ども、学生、高齢者無料)
 
■2月25日(月)
職域講座「キャリア開発と職場の活性化」
午後6:00-8:00 堤福祉会 らふたぁヒルズ
講師 藤村七美 (シニア産業カウンセラー)

新年のご挨拶

皆様

新年明けましておめでとうございます。いつも被災地支援活動を応援して頂き有り難うございます。

認定NPO法人心の架け橋いわて(こころがけ)は、本年もメンタルヘルス専門家を中心とする多職種による被災地支援活動を続けてまいります。活動の3本柱は被災者支援、被災コミュニティ支援、支援者支援です。全国から約20名の支援メンバーが月に数日間の時間を都合し、交代で被災地に足を運んでいます。

支援メンバー達は、個別住宅訪問、予防的サロン活動、現地支援団体との交流を通じて、被災地のニーズは復興のステージとともに少しずつ変化していることに気づいています。何か一緒に出来ることがあれば是非お声がけ下さい。

こころがけでは、県境や国境を跨いだ連携協働と災害メンタルヘルスの専門家育成にも力を入れています。

宮城県の「からころステーション」、福島県の「なごみ」との「ここ・から・なごみ」共同研修会は今年で5年目になります。昨年10月にニューヨークで開催された世界文化精神医学会で、これまでの支援活動について共同報告することができました。本年3月3日には共同事例検討会(仙台)、10月19日には日本精神科救急学会(仙台)で災害メンタルヘルスのシンポジウムを共同担当します。

世界で活躍する日本人を応援するNPO法人「JAMSNET東京」との協働では、ニューヨークで専門教育を受けて帰国した音楽療法や芸術療法のエクスパートが新しい風を吹き込んでくれています。

震災後7年間にわたるこころがけの支援活動は、官民学から頂いた補助金・助成金に加えて全国の皆様からの篤志のおかげで継続させて頂いております。今後ともご理解とご支援のほど宜しくお願い申し上げます。

 

鈴木 満
認定NPO法人心の架け橋いわて理事長