2015年12月19日、第3回となる災害復興メンタルヘルス研修が開催されました。今回は遠隔地からの被災地支援やそのための技術についての研修を行いました。それに併せたというわけではありませんが、先生方がおふたりとも東京から遠隔会議システムを使って研修会に参加してくださいました。
今回の参加者は東京会場3名、盛岡会場16名、大槌会場7名の計26名となりました。
第1部の武藤先生のお話では石巻での開院にまつわる様々なお話と、そこで導入したICTシステムについてお話いただきました。構築した仕組みやシステムをどうやって使ってもらうか、使える体制をどうやって整えたかといったお話は大変参考になりました。また、多職種の学び合い、有機的なつながりの重要性について再認識することができました。
第2部では、リコージャパンの栗原さんからこころがけでも利用しているUCS(遠隔会議システム)についてのお話しをしていただきました。遠隔リハビリカンファレンス、在宅医療における実例など他地域における導入事例を紹介していただき、今後のUCSの活用方法について改めて考える機会を得ることができました。
遠隔会議システムのメリットとして、数百人規模の多人数会議であっても距離が近く感じられるため、質問がしやすくなるという点もあるそうです。
演習ではリコージャパンの千歳さんを講師に迎え、会場にいらした皆様に実際にUCSに触って頂きました。専用システム、パソコン、Android、iPadMiniなど様々な端末と環境でどこからでもログイン出来ること、操作の簡単さを体験して頂きました。
次回の第4回研修会は2016年1月16日(土)を予定しております。